自分なりのポリシー

この度は創部80周年、誠におめでとうございます。
2003年に一高を卒業し、現在は東京で不動産デベロッパーとして働いております。


私は高校入学するまでは、バスケットに取り組んでおりました。しかし、自由な校風の一高に甘え、部活動だけに時間を使うことをもったいないと思った私は、小学校4年から続けたバスケを辞め、一時帰宅部となりました。が、その後1週間も経たぬ間に、当時監督の藤田先生はじめ、同期の仲間にラグビー部へのお誘いを頂き、そして(即日、先生にラグビージャージとハイソックスを頂き)いつの間にか入部しておりました。入部当時170センチそこそこの身長で、体重は50キロ、ベンチは20キロの棒が上がらないくらいでした。更にハードなスポーツの為、母親に猛反対を受けた記憶があります。そこからはフィジカル強化の為、毎日食事とトレーニングに必死になる毎日で、引退時には体重は85キロ、ベンチプレスも80キロそこそこは上がるようになっておりました。一般のラガーマンの中では決して大きくはない為、骨折や脱臼を繰り返しながら、少しでも試合でいいパフォーマンスが出せる準備をしていた記憶があります。常に個人及びチームのメンバーと切磋琢磨し、チームを作り上げていくプロセスは、あの時だからこそできた非常に貴重な経験です。

現在仕事では、ある程度の責任ある立場にありますが、重要な判断を行ったり、時には会社と闘わなければならないこともあります。そんな時こそ、一高ラグビー部時代の経験を思い出し、1人で無理なことでも、上司部下問わず仲間に頼り、時に頼られ、の関係を大切するポリシーをもって働いております。簡単に聞こえますが、頼みを聞いてもらうにも、頼られるにも「信頼」が必要で、これはラグビーのプレーに似ていると思っております。ぜひ現役の皆さんも、今後の生活の中で自分なりのポリシーをもって取組んで言って頂ければ幸いです。皆さんの将来に期待し、寄稿文とさせて頂きます。

高55回生 三浦陽平

\ 最新情報をチェック /

PAGE TOP